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そろそろお洒落なたい焼きを作ってみようかな♪南部鉄器がきっとうまく仕上げてくれるはず。
そう信じて挑戦した「林檎と自家製クリームチーズ風たい焼き」でしたが、不器用な人間が作るそれは決して楽な道のりではありませんでした。
【失敗編】生地がベチャつく原因は「水分」にあった
ここでは、私の「たい焼き修行」における失敗の軌跡をダイジェストでご紹介します。
「失敗は成功の母」と言いますが、まさにこの試行錯誤があったからこそ、究極のパリとろ食感にたどり着くことができました。
もし同じような経験をされている方がいたら、ぜひ参考にしてくださいね♪
1回目:薄力粉100%の挑戦、その結果は……
洋風に仕上げようと、いつもの米粉を使わず「薄力粉100%」で生地を作ったのが最初の挑戦でした。
中には、ヨーグルトを水切りし、塩こうじを加えて作った自家製クリームチーズ風と、レンジでコンポートにした林檎を入れました。

ヨーグルト水切り半日置いたものがこちら↓↓

添加物なしの安心自家製クリームチーズ風は、これだけでも美味しい♪
林檎はコンポートにしました。

耐熱皿にグラニュー糖、はちみつ、お湯、カットした林檎を並べて入れ、ラップしてレンジに2分、途中いったん出してひっくり返して2分×2回、計6分で完成。
南部鉄器をいつも通り熱して油を引き、生地を流し、林檎とチーズクリームを乗せました。

ここで順番を考えずに入れたのも失敗の原因…。
完成がこちら↓↓

表はまあまあ良いのですが・・

右向け~右!

林檎とクリームチーズのW水気でデレ~ッとして上手く焼けずに穴だらけ。
中はこんな感じ↓↓薄力粉100%の生地もぐにょっとしててカリ感ゼロ、チーズクリームの塩こうじのしょっぱさが林檎のコンポートとどうも合わない。(パンに乗せると美味しいのに、なぜかたい焼きにすると合わない?)

1度目は見栄えも味も残念な結果となりました。
2回目:具材の水分が生地を邪魔する、切ない誤算
2回目は米粉と薄力粉の黄金比に戻し、具材の水気対策も強化!
林檎はザルでしっかり水分を切り、クリームチーズ風には片栗粉を練り込んではちみつと卵黄を足して硬さと甘さ、コクを出しました。

逆さにしても落ちないくらいの硬さに↑↑これはこれで美味しいのです。
そして焼きですが、林檎のコンポートの水分が生地から溶けださないように、生地→クリームチーズ→林檎と乗せました。
生地と色が似てるのでわかりづらいけど、林檎の下にクリームチーズです↓↓

よく見たらこの時点でチーズも柔らかすぎ…(;’∀’)
林檎はシナモンもまぶして、水分が少しでも出ないようにと工夫を凝らしてみました。
そして2度目の完成がこちら↓

生地のクリスピー感は戻り、見た目まあまあ良い感じですが・・

中はまだ水分多めでぐにょっとして、甘さも全然足りずぼや~っとしたインパクトのないものでした。
しかし、まだ諦めない!
【成功編】三度目の正直で辿り着いた「極上レシピ」
2度の失敗を経て、私はようやく悟りました。たい焼きにとって、少しの「余分な水分」こそが最大の敵だったのです。
そうして試行錯誤の末にたどり着いた、外はカリッ、中はモチッ!を叶える、こだわりの材料と手順をすべて公開します。
- 材料(約4個分)【たい焼き生地】
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- 米粉:63g
- 薄力粉:38g
- ベーキングパウダー:1g
- 重曹:1g
- 黒糖:5g
- 米油:4g
- 水:116g
※混ぜた後、30分〜1時間ほど常温で寝かせてください。
- 【林檎のキャラメリゼ】
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- 林檎:1個
- グラニュー糖:50g
- バター:5g
- 【自家製チーズクリーム風】
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- 水切りしたヨーグルト:100g
- 片栗粉:6g
- はちみつ:21g
- 卵黄:1/2個
- 塩ひとつまみ
手順:美味しさを閉じ込める「水分の飛ばし方」
1. 林檎のキャラメリゼを作る
鍋にグラニュー糖を直接入れ、飴色になるまで溶かします。そこに薄切りにした林檎とバターを加え、水分がなくなるまでしっかり煮詰めます。

②完成(意外に簡単)

2.自家製チーズクリーム風を作る
ボウルで水切りヨーグルトをなめらかになるまで練り、片栗粉、はちみつ、卵黄、塩を加えて混ぜます。これを鍋に移し、弱火で加熱しながら水分をしっかり飛ばします。
3.焼き上げ!
しっかり予熱した南部鉄器に油をひき、以下の順で乗せてから鉄板を閉じます。
「生地 → クリームチーズ → 林檎 → 生地」の順です。
焼き時間: 中火で90秒 → 裏返して90秒 → 裏返して60秒 → 裏返して30秒

オープン!

三度目の正直でやっと納得いく仕上がりになりました。

キャラメリゼのしっかした甘さと林檎のフルーツ感に、クリームチーズの酸味とまろやかさが合わさり、バランスの良い味わい。
水分をこれでもかと飛ばしまくったお陰で外にはみ出ることもなく、しっかり焼け、生地の外カリッ中モチッも復活です。
南部鉄器たい焼き器はお手入れ簡単!普段は棕櫚ブラシで払うだけ
掃除は、いつもの無印の「棕櫚ブラシ」でサッサと掃くだけ。10秒で終わりです。
※汚れがひどい時は、お湯で洗い、火にかけ水分を飛ばし、油を塗っておきます。しばらく使わないときは新聞紙にくるんで風通しの良いところで保管します。

片付けも楽だし、油が馴染んで道具の味わいが出てくる感じがたまりません。
鉄器の素晴らしさ、ここにあり。
まとめ:南部鉄器で「水分の壁」を越えた感動の味
2度の失敗で学んだのは、とにかく水分を飛ばすということ。そして、それを活かしきる南部鉄器の熱量の大切さでした。
鉄器がしっかり熱を蓄えてくれるからこそ、中のキャラメルがもう一度息を吹き返し、最高の香ばしさを生んでくれて美味しいたい焼きが出来あがったのです。
こんなおかずたい焼きも作ってみました。よかったら見てみてください↓
私が愛用する『岩鋳』のたい焼き器
岩鋳について:明治35年の創業以来、南部鉄器の伝統を守り続ける老舗メーカー。その確かな品質は、国内外から高く評価され続けています。
おすすめポイント: 鉄器ならではの優れた蓄熱性で、外はカリッと、中はふっくらとした絶妙な香ばしい焼き上がりに。使い込むほどに油が馴染み、鉄肌が落ち着き、その時々の味わいが増していく。そんな経年変化を楽しめるのも、一生モノの道具を育てる醍醐味です。
お手入れ: 私は普段、無印の「棕櫚(しゅろ)ブラシ」で粉やカスをサッと払い落とすだけで済ませています。汚れが気になるときは洗うこともありますが、基本はこれだけ。数回に一度、またはしばらく使わない保管前には、お湯でしっかり洗って(洗剤は使わない)、火にかけ、最後に新しい油を薄く塗るケアを。この丁寧なひと手間で鉄の被膜が守られ、長く心地よく使い続けることができます。
便利な道具に囲まれる時代だからこそ、南部鉄器の持つ「手間さえも楽しむ力」が際立ちます。
鉄器を手に取ると、自然と下っ腹に力が入り、背筋が伸びるのを感じます。「道具と向き合い、対話する時間」。この心地よい感覚を一度知ってしまうと、もう他の道具には戻れません。
鉄器を熱し、油をひき、生地を流し込む――そのひと手間ごとに膨らむ「どんな美味しいたい焼きが焼き上がるのだろう」というワクワク感。そして、口にした瞬間の満たされた気持ち。この豊かなひとときこそが、私が南部鉄器を手放せない理由です。
| 商品名 | 岩鋳 たい焼き器 |
| 型番 | 24030 |
| サイズ | 37.0×16.5×高さ4.0cm |
| たい焼きの大きさ | 約12.0×6.5cm |
| 重量 | 約1.6kg |
| 熱源 | ガス・直火専用(IH不可 |
| 材質 | 鋳鉄(シリコン焼付塗装) |